数学

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確率・統計

1次元正規変数の平方和がしたがう分布【カイ二乗分布】の導出

独立の正規分布にしたがう確率変数を複数用意し、それらを2乗して足し合わせて新たな確率変数を作ったとき、その変数はカイ二乗分布にしたがう。この記事では、確率変数の変換にともなう確率密度関数の変換公式を出発点にして、平方和とカイ二乗分布の関係を導出する。
確率・統計

1次元正規分布の1次結合についての公式

定理 \(x\) と \(x'\) が独立に正規分布 \(\mathcal{N}(\mu,\sigma)\) にしたがうとき、定数 \(a,b\) を用いて作られる確率変数 \(ax+bx'\) は、平均 \((a+b)\mu\) 、分散 ...
確率・統計

多重積分を極座標変換して簡略化する(M次元単位球の表面積も導出)

多重積分の独立した変数が動径としてまとめられるとき、変数を極座標に変換することで、計算を簡略化することができます。具体的には、複数の変数による積分が、1変数の積分と単位球の表面積の積に変換できます。この記事では、変数を極座標に変換する方法と面素を用いて変数をまとめる方法を解説し、最後に極座標変換の性質を応用して、多次元単位球の表面積を導出します。
確率・統計

確率密度関数における変数変換の公式と、その考え方

確率密度関数は積分を用いて確率を表現する方法です。そのため、確率変数を変換した際には置換積分を応用することで、対応する確率密度関数を求めることができます。この記事では、確率密度関数やヤコビアンの性質からスタートし、確率密度関数を変換する公式と考え方について解説します。
数学

【図解】置換積分における変数変換の原理と考え方

計算や理論を簡単にするために、積分計算においては、しばしば置換積分による変数変換をします。この記事では1変数関数の不定積分における置換積分からはじめて、最後は多変数関数の定積分における置換積分まで、概念図を交えながら、その公式と原理を解説します。
確率・統計

陽性・陰性尤度比の意味を、ベイズの定理から導出する

陽性・陰性尤度比は、検査の性能を評価する指標です。検査前確率(有病率)と陽性(陰性)尤度比から、検査結果が陽性(陰性)であった場合に実際に病気である確率(検査後確率)を計算することができます。この記事では、陽性尤度比・陰性尤度比を検査後確率の計算に使える理由について、ベイズの定理から導出します。
機械学習・AI

ベイズの定理の考え方と使い方【独立性や条件付き確率から丁寧に】

「2つの事象が同時に生じる確率」を同時確率といいます。同時確率を計算する方法について、事象の独立性や条件付き確率を通して考え、最終的にベイズの定理を導きます。この記事を読むことで、ベイズの定理を効果的に利用するための方法を理解することができます。
数学

定義とイメージで理解する、クロネッカーのデルタ/ディラックのデルタ関数

デルタ関数は条件分岐や積分で活躍する便利な関数です。ここではクロネッカーのデルタ・ディラックのデルタ関数を定義し、それらが持つ性質を網羅的に解説します。この記事を読むことで、デルタ関数のイメージを掴み、数式上でif文やパルスを表現することができるようになります。
数学

【可視化グラフあり】フーリエ級数(フーリエ展開)の定義と性質

概要 フーリエ級数の定義や応用を示し、実際の計算方法を解説する。 この記事を読むことで、フーリエ級数の意味を理解し、実際に級数の値を求めることができるようになる。 また、Python言語を用いて例を可視化するコードも書く。 (2023/08...
数学

汎関数と変分法について、わかりやすく解説

「関数の関数」と呼ばれる汎関数と、汎関数を最大化(最小化)する変分法について解説します。汎関数は通常の「関数-引数」の関係を、「汎関数-関数」の関係にそのまま置き換えることで簡単に理解できます。同様に変分法も、極値を極値関数に置き換えたものと大差ありません。