ベイズの定理に基づく尤度比計算の導出

とある検査を行う前に「陽性である」と予測される確率のことを検査前確率といい、それに対して、検査結果から判断した予測確率のことを検査後確率という。この検査後確率を求める方法として、検査前確率から検査前オッズを計算し、検査結果が陽性の場合は陽性尤度比、陰性の場合は陰性尤度比を検査前オッズに掛け、その結果得られた検査後オッズから検査後確率を求めるというものがある。これらの指標についての詳細は下の記事を参照のこと。 https://ushitora.net/archives/851 このように陽性・陰性尤度比を用いて検査後確率を求める計算方法を、この記事では「尤度比計算」と呼称し、以下これが成り立つことを証明する。 記号の意味 この記事では、証明のために以下のような記号を用いる。 大文字のアルファベット:事象を表す(「病気である」など) (lnot...
2019年1月10日0 DownloadsDownload